明治の宅配サービスでは、長年に渡りお客様に商品の提供を行って来ました。
その経験から、品質・安全性の向上を日々目指し、研究・開発を行なっています。
安全性の高いリターナブルビンを利用しています。
特製ビンで安全・安心を確保
明治では、安心・安全・衛生的をキーワードに1998年より、リターナブル牛乳ビン関連の設備投資を集中展開してきました。
クリーンルームでの容器充填、開けやすくなおかつ高い密閉性を実現したポリキャップ、シュリンクフィルム等の改良で飲み口の衛生性を高めたほか、ビンの軽量化にも成功。
今後も、お客様の利便性を追求しつつ、さらなる環境への配慮を進めていきます。
シュリンクフード
明治の宅配サービスで取り扱うびん商品はシュリンクフードを用いています。
シュリンクフードは、フイルムで飲み口を覆うことです。
このシュリンクフードを用いることで、
- 飲み口を広くしながら、高い密閉性でゴミ・ほこりをシャットアウト
- イタズラ防止
といった効果があります。
おいしさと安全の確保に役立っています。
※商品に付いているシュリンクフードを外した後は、ビンの中には入れずご家庭で処分して下さい。
ポリキャップ
ビン牛乳には、一般的に紙のキャップが用いられてきました。
しかし紙キャップは、
・開封が難しい
・一度開けてしまうとキャップの再利用が難しい
といった問題点を抱えていました。
この問題点を解決するためにポリキャップを利用しています。
ポリキャップは開けやすさ以外に
- 気密性が高いので、商品の劣化を防ぐ
- 倒しても中身がこぼれにくい
- 再利用できる
実際にポリキャップを付けたまま、牛乳の入った瓶を横に倒してみました。
すると、中身がこぼれませんでした。
というメリットがあります。
※開封後はできるだけ早くお召し上がり下さい。
一度に飲む量が少ない場合には、別の容器に飲む量だけを移し替えてお召し上がり下さい。
開封後のビンはキャップをして、すぐに10℃以下で保存して下さい。
キャップの気密性が高いので、キャップフードのまま加熱しないで下さい。
軽量ビン
牛乳ビンは
・重くて持ちにくい
・割れやすい
・スペースを取る
といった問題がありました。
明治ではビンの研究を重ね、ビンの軽量化や使いやすさをを実現しました。
- 重さを42g(当社比)軽量化。現在、180mlビンは155gの軽さを実現。
- 手に持ちやすい中太サイズ
- 特殊技術でビンの外側に樹脂を薄くコーティングしたことで、耐久性が約3倍アップ
- 冷蔵庫の棚におさまりやすい高さ
また、ビンの強度アップで再利用できる回数が増え、現在では30回繰り返し使用しています。
軽量化により、お子様も簡単に持てるということや、一度に輸送できる量も増えたため、環境面にも貢献しています。
※ビンのまわりに白い線がある場合、線は汚れではなく、洗浄する際にビンとビンとが擦れあってできてしまうキズです。品質等には何の問題もありませんので、安心してお飲み下さい。
ESL製法
株式会社 明治では厚生労働省の承認を得たHACCP(総合衛生製造過程※1)に沿った高度な衛生管理下で商品を生産しています。
また、ビン商品は原料から容器、製品にいたるまでの各工程を工場内の完全なクリーンエア内で処理(ESL製法)することで、製品の品質・保存性がさらに向上。
お客様に美味しさと安心を、お届けしています。
製造工程のすべての設備の洗浄性・機器殺菌性のレベルを向上させ、各工程を完全なクリーンエア内で処理することによって、製品の保存性を高める技術のこと。
シュリンクフード、密閉ポリエアキャップとの併用で、さらに製品の品質・安全性が向上しました。
※1)HACCP(ハサップ)
厚生労働大臣より承認された高度な食品衛生管理手法のこと。
製品の製造過程ごとに様々な角度から起こりうる危害を分析・管理して製品の安全確保に努めようとするものです。
株式会社 明治では、この管理方式を遵守し、より安全な製品をお客様にお届けするよう日々努力しています。
温度管理
牛乳及び乳製品は10℃よりも低い温度で管理することが必要です。
そのため、牛乳店に運ぶ際には「チルド配送」を行なっており、
牛乳販売店からお客様のご自宅に届ける際には、保冷ボックスシートや保冷剤で冷やし10℃より低い状態で配達を行います。
温度の管理を行いながら、お客様のご自宅にお届けしておりますので、安心してお召し上がりいただけます。
環境に配慮し3Rを実践
「3R」とは、Reuse(再使用)・Recycle(再資源化)・Reduce(削減)で、環境配慮に関するキーワードのことです。
3Rを行うことで、環境問題に対して真剣に取り組んで居ます。
■Reuse(再使用)
各ご家庭から回収された牛乳ビンは、毎日工場で洗浄・殺菌処理を行った上で再使用しています。
■Recycle(再資源化)
再使用を繰り返して傷などが付いたビンは、ガラスを砕いて新しいビンに生まれ変わらせ再商品化します。また、ポリエチレンキャップもビンと一緒に回収して洗浄後、専門業者の元で再資源化。ポリ袋や苗木用ポットなどにリサイクルされます。
■Reduce(削減)
ビンの再使用、再資源化を繰り返すことが、結果的にゴミの削減へとつながります。この環境保護への取り組みで高い結果を出していることから、宅配牛乳ビンは「3R」のお手本的存在と呼ばれています。